芝生かクラピアか?雑草抑制力とコストで選ぶ「最強の緑の絨毯」決定戦


お庭を緑でいっぱいにしたいと考えたとき、真っ先に候補に挙がる「芝生」。しかし最近では、その芝生を凌ぐ圧倒的な成長スピードと雑草抑制力を持つ「クラピア」が大きな注目を集めています。

「結局、どちらを植えるのが正解なの?」「メンテナンスが楽なのはどっち?」

そんな疑問を解決するために、今回は芝生とクラピアを「雑草対策」「コスト」「管理の手間」の3つの視点で徹底比較しました。あなたのお庭に最適な「最強の緑の絨毯」を決定しましょう。


エントリーNo.1:王道の「芝生」

日本の庭づくりの代名詞とも言える芝生。特に「高麗芝(こうらいしば)」などは、古くから愛されてきた馴染み深いグランドカバーです。

  • メリット: 見た目の美しさと、素足で歩いたときの心地よさは格別です。また、ホームセンターで安価に手に入りやすく、部分的な補修も簡単です。

  • デメリット: 雑草対策としては「密度」が重要ですが、芝生の隙間から雑草が生えやすく、定期的な芝刈りや肥料、目土入れといったメンテナンスが欠かせません。

エントリーNo.2:新星の「クラピア」

ヒメイワダレソウを品種改良して生まれた、国内資材メーカーの登録品種です。種をつけないため、意図しない場所へ飛んで増える心配がありません。

  • メリット: 芝生の約10倍という驚異的なスピードで地面を覆います。葉が緻密に重なり合うため、物理的に雑草をシャットアウトする力が非常に強いのが特徴です。

  • デメリット: 苗の単価が芝生に比べて高く、初期費用がかさみます。また、冬場は地上部が枯れて茶色くなる(休眠する)ため、通年で緑を保てるわけではありません。


【徹底比較】雑草抑制力・コスト・手間の違い

どちらがあなたにとって「得」なのか、項目ごとに見ていきましょう。

比較項目芝生(高麗芝など)クラピア
雑草抑制力△ 隙間から生えやすい◎ 圧倒的な密度で抑え込む
初期コスト◎ 非常に安い△ 苗代が高め(1ポット500円前後)
維持コスト△ 肥料・除草剤・水代が必要〇 肥料は少なめでOK
芝刈り回数△ 夏場は週1回が理想〇 年に数回でOK(用途による)
耐踏圧性〇 強い◎ 非常に強い(踏むほど密になる)

雑草を絶対に見たくないなら「クラピア」が圧勝

雑草対策という一点において比較すれば、軍配はクラピアに上がります。

クラピアは地表を這うように広がる「匍匐(ほふく)性」が非常に強く、厚いグリーンの層を作ります。この層が日光を遮断するため、雑草の種子が発芽するのを強力に防いでくれるのです。

芝生の場合、少しでも手入れを怠って密度が下がると、そこから「メヒシバ」などの強い雑草が入り込み、芝生と雑草が入り混じった状態になってしまいます。

予算重視・DIYを楽しみたいなら「芝生」

初期費用をできるだけ抑えたいなら、やはり芝生が有利です。

芝生は「切り芝」として束で売られており、1平米あたりの単価はクラピアの数分の一で済みます。また、自分たちで並べる楽しみもあり、庭づくりの達成感を味わいたい方には最適です。


「選んではいけない」のはこんな人!

失敗を防ぐために、それぞれの「弱点」を知っておきましょう。

芝生を選んではいけない人

  • 「植えっぱなし」で楽をしたい人: 芝生は放置するとすぐに雑草だらけになり、見た目が荒れてしまいます。

  • 日当たりが極端に悪い庭の人: 芝生は日光を好みます。日陰では細く弱々しくなり、雑草に負けてしまいます。

クラピアを選んではいけない人

  • 冬もずっと緑を保ちたい人: クラピアは冬になると完全に枯れたような茶色になります。春には再び芽吹きますが、冬の景観を重視するなら人工芝などを検討すべきです。

  • 初期費用を1円でも安くしたい人: 面積が広い場合、苗代だけで数万円以上の差が出ることがあります。


結論:あなたにぴったりの「緑の絨毯」は?

  • **「とにかく草むしりをしたくない!メンテナンスの回数を減らしたい」**という方は、クラピアがおすすめ。

  • **「初期費用を抑えて、自分でコツコツ美しい芝生を育てたい」**という方は、芝生がおすすめ。

どちらを選んでも、土が露出している状態よりは格段に雑草が減り、お庭の温度上昇も抑えられます。ライフスタイルに合わせた選択で、ストレスのない快適なガーデンライフを手に入れましょう。