追い焚きができない!給湯器の故障?原因別のチェックリストと解決策
「お風呂に入ろうとしたら追い焚きができない」「スイッチを押しても反応しない」そんな突然のトラブルに直面すると、修理代や買い替えの不安が頭をよぎりますよね。しかし、追い焚きができない原因は必ずしも「故障」とは限りません。
実は、ちょっとした設定ミスやお手入れ不足、あるいは外気温の影響など、自分ですぐに解決できるケースも多いのです。この記事では、追い焚きができないときに確認すべきポイントを、症状別にわかりやすく解説します。
まずはここを確認!「故障ではない」ケース
修理を依頼する前に、まずは以下の3点をチェックしてみてください。これだけで解決することが多々あります。
1. 浴槽の水位が足りていない
追い焚き機能には、空焚きを防ぐための安全装置がついています。浴槽内の「循環アダプター(お湯が出てくる金具)」より上に水がないと、ポンプが作動せずエラーになります。
対策: 循環アダプターから5cm〜10cmほど上まで水を足してから、再度スイッチを押してください。
2. 循環アダプターのフィルター詰まり
浴槽についているフィルターに髪の毛や入浴剤の成分、湯垢が詰まっていると、お湯がうまく循環できず、追い焚きが止まってしまいます。
対策: フィルターを取り外し、古くなった歯ブラシなどで汚れをきれいに落としてください。
3. 入浴剤の使用
とろみのあるタイプや発泡系、硫黄成分が含まれる入浴剤を使用すると、センサーが誤作動を起こしたり、配管内に空気が溜まったりして追い焚きができなくなることがあります。
対策: 一度お湯をすべて抜き、フィルターを掃除してから、さら湯で再度試してみてください。
症状から探る原因と対処法
チェック項目を確認しても直らない場合は、状況に合わせて以下の原因が考えられます。
エラーコードが表示されている場合
リモコンの画面に「632」や「140」といった数字が出ていませんか?これは給湯器からのサインです。
「632」などの循環不良: フィルターの詰まりやポンプの不具合を示します。掃除をしても直らない場合はポンプの故障の可能性があります。
「111」「112」などの点火不良: ガスが来ていない、あるいは点火プラグの不具合です。
お湯の温度が上がらない(ぬるい)
「追い焚きは動いているけれど、一向に温まらない」という場合、熱交換器という部品の老朽化が考えられます。
外気温の影響: 冬場、あまりにも水が冷たすぎると温まるまでに非常に時間がかかります。
センサーの不具合: お湯の温度を測る「サーミスタ」という部品が劣化すると、設定温度に達したと誤認して加熱を止めてしまうことがあります。
追い焚きを押すと変な音がする
「ピー」「ボン」といった異音が聞こえる場合は注意が必要です。
配管内の空気噛み: 掃除後などに空気が入ると異音がすることがあります。
不完全燃焼の予兆: 燃焼室にゴミが溜まっている可能性があるため、使用を中止して点検を依頼しましょう。
冬場に多い「配管の凍結」
氷点下になる夜や早朝に追い焚きができない場合、追い焚き用の配管内で水が凍っている可能性があります。
症状: 蛇口からはお湯が出るのに、追い焚きだけが反応しない、あるいはエラーが出る。
対処法: 日中、気温が上がって自然に解凍するのを待ちます。無理に熱湯をかけると配管が破裂するため厳禁です。
自分でできる「配管クリーン」のススメ
追い焚き配管の中は、目に見えない汚れ(皮脂や雑菌)が溜まりやすい場所です。これが原因でセンサーが敏感になり、動作が不安定になることもあります。
市販のジャバなどの「一つ穴用配管洗浄剤」を使って、定期的に配管内をきれいに保つことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
修理か買い替えか?判断の目安
どうしても直らない場合、修理か買い替えの選択になります。判断基準は「使用年数」です。
| 使用年数 | 推奨される対応 |
| 7年未満 | 部品供給があるため、修理がお得なケースが多いです。 |
| 8年〜10年 | 他の部品も寿命を迎える時期。修理費が高額なら買い替えを検討。 |
| 10年以上 | メーカーの部品保有期間が過ぎていることが多く、買い替えが一般的です。 |
10年近く使用している給湯器で追い焚きができなくなった場合は、基板やポンプの寿命である可能性が高いため、最新の省エネモデル(エコジョーズなど)への交換を検討する良いタイミングかもしれません。
まとめ:落ち着いて一つずつ確認を
追い焚きができないと焦ってしまいますが、まずは「水の量」と「フィルターの掃除」を確認してください。これだけで解決すれば費用はかかりません。
もしエラーコードが消えない、あるいは異音がする場合は、重大な事故を防ぐためにも早めにガス会社や給湯器専門業者に相談しましょう。
次は、もしもの時に備えて「最新の給湯器の選び方と交換費用の相場」についてチェックしてみませんか?
あわせて読みたい
[リンク:お湯が出ないトラブルを解決|給湯器の交換時期と費用を抑えるポイント]
> 「突然の故障で慌てないために。給湯器の種類選びから、設置費用を適正に抑えるコツ、信頼できる業者の見極め方まで、長く安心して使うための情報を一冊のガイドのように集約しています。」