草刈機オイルの種類と選び方:性能を引き出す正しいオイル選定法
草刈機はエンジンの性能を最大限発揮するために、オイル選びがとても重要です。間違ったオイルを使うとエンジンが傷んだり、作業効率が下がる原因になります。
今回は、草刈機オイルの種類や特徴、用途に応じた選び方のポイントを解説します。
1. 草刈機オイルの種類
(1) 2サイクル用オイル
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特徴:混合燃料(ガソリン+オイル)で使用
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メリット:軽量で小型エンジンに最適
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用途:家庭用の軽量草刈機や小型エンジン機器
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注意点:混合比率を守らないとエンジン不調の原因
(2) 4サイクル用オイル
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特徴:燃料とオイルが分離(ガソリンはガソリン、オイルは別タンク)
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メリット:燃費が良く、煙やカーボンの発生が少ない
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用途:大型の業務用草刈機や耐久性が求められる機種
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注意点:定期的なオイル交換が必須
(3) 合成オイルと鉱物オイル
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合成オイル:
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高温耐性が高く、エンジン保護性能が優れる
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寒冷地でも始動性が良い
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鉱物オイル:
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コストが安く、一般的な家庭用に適する
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高温時や長時間作業では性能が低下しやすい
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2. オイル選びのポイント
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機種に合わせる
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取扱説明書に記載のオイル種類と混合比を必ず確認
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作業環境を考慮する
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高温多湿や寒冷地では合成オイルの方がエンジン保護に有利
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作業頻度で選ぶ
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短時間の家庭用なら鉱物オイルでも十分
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長時間・業務用なら耐久性の高い合成オイル
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オイルの品質表示を確認
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JASO規格(FA, FB, FCなど)やAPI規格を参考にする
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高品質のオイルほどエンジン保護性能が高い
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3. オイル管理のコツ
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使用後は適切に保管
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直射日光や高温多湿を避け、密閉容器で保管
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古いオイルは使わない
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長期間放置したオイルは劣化し、エンジンに悪影響
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交換時期を守る
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4サイクルエンジンはメーカー推奨の交換サイクルを確認
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草刈機の性能を引き出し、エンジン寿命を延ばすためには、オイルの種類と選び方を正しく理解することが重要です。家庭用でも業務用でも、用途や環境に合わせて適切なオイルを選びましょう。