草刈機の刃の研ぎ方を種類別に解説|切れ味復活で作業効率アップ
草刈り作業をしていると、「刃の切れ味が落ちて効率が悪い…」と感じることがあります。草刈機の刃は消耗品ですが、正しい研ぎ方を知っていれば長持ちさせつつ作業効率を大幅にアップさせることができます。
この記事では、草刈機の刃の種類ごとの研ぎ方とポイントを詳しく解説します。
1. 草刈機の刃の種類
草刈機の刃は用途や機種によっていくつかのタイプがあります。
① 金属製チップソー(一般的な草刈り用)
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草・雑草向け
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研ぐことで切れ味を復活可能
② 刃が厚めのナイロン刃(樹木や硬い草向け)
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丈夫で耐久性があるが研ぎは困難
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摩耗したら交換が基本
③ 三角刃・星形刃(硬い雑草・小枝用)
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切断力が強い
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研ぎは金属用ヤスリで慎重に
2. 刃の研ぎ方の基本
用意するもの
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金属用やすり(平ヤスリ、丸ヤスリ)
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万力または固定具
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軍手・保護メガネ
基本手順
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草刈機の刃を取り外す
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刃を固定して回転しないようにする
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先端の角度を確認し、ヤスリで均一に削る
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片面が終わったら反対側も同様に研ぐ
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刃をきれいに拭き、錆止めを軽く塗布して装着
3. 刃の種類別研ぎ方
金属製チップソー
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角度:約30〜35度で研ぐ
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ポイント:チップ部分のみ研ぐ。刃の厚みを削りすぎない
ナイロン刃
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基本的に研ぐことはできない
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摩耗したら交換がおすすめ
三角刃・星形刃
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片面ずつゆっくり研ぐ
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形状を崩さないよう、ヤスリの角度を保つ
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小枝や硬い雑草用のため、微細な欠けは許容
4. 安全に研ぐためのポイント
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手袋・保護メガネを必ず着用
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刃をしっかり固定し、滑らないように注意
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作業場所は平らで明るい場所がベスト
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研ぎ終わったら、刃の破損やヒビがないか確認
5. 研ぎ直しの目安
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草刈り効率が落ちたと感じたら
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刃に欠けや摩耗が見えるとき
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毎年1回は研ぐ、または交換
まとめ
草刈機の刃は、研ぐことで長く使える部分と交換が必要な部分があります。
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チップソー:ヤスリで研ぐことで切れ味復活
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ナイロン刃:摩耗したら交換
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三角・星形刃:形状を崩さないよう慎重に研ぐ
正しい研ぎ方を知っておけば、作業効率が向上し、草刈り時間を大幅に短縮できます。