知っておきたい!草刈り機の取り扱いでよくある危険パターン

草刈り機は、広範囲の草を効率よく刈り取ることができ、庭や畑の手入れに欠かせない道具です。しかし、その便利な機械が、使い方を誤ると大きな事故につながる危険もはらんでいます。

「まさか自分が…」と誰もが思うものですが、実は事故の多くは、よくある危険な行動パターンから生まれています。今回は、草刈り機の取り扱いで特に注意すべき危険なパターンと、その対策をご紹介します。


危険パターン1:服装が「普段着」

  • なぜ危険?:

    • 半ズボンやTシャツなどの肌の露出が多い服装だと、草刈り機から飛んでくる小石や木の破片が直接肌に当たってケガをします。

    • 刈った草や虫が肌に触れて、かぶれたり刺されたりすることもあります。

    • 服が巻き込まれる危険もあります。

  • 正しい対策:

    • 長袖・長ズボンを着用し、肌の露出をなくす。

    • ヘルメット、保護メガネ、安全靴など、専用の保護具を必ず身につける。

危険パターン2:「周囲の確認を怠る」

  • なぜ危険?:

    • 草刈り機は刃の回転が速く、硬いものに当たると、予測不能な方向に飛んでいきます。

    • 近くに子供やペットがいることに気づかず、飛んできた小石が当たって怪我をさせてしまう可能性があります。

    • 建物や車のガラスに当たって、破損させてしまうこともあります。

  • 正しい対策:

    • 作業を始める前に、必ず周囲に人がいないか、障害物がないかを確認する。

    • 刈る前に、作業範囲を歩いて石や金属、空き缶などがないかチェックする。

    • 飛散防止カバーをしっかりと装着する。

危険パターン3:「無理な姿勢で作業する」

  • なぜ危険?:

    • 地面スレスレで作業したり、かがんで作業したりすると、バランスを崩して転倒し、刃が自分に向かってくる危険があります。

    • 腰や肩に大きな負担がかかり、体調を崩す原因にもなります。

  • 正しい対策:

    • 背筋を伸ばし、正しい姿勢で作業する。

    • 刃を地面から少し浮かせた状態で刈るように意識する。

    • 無理な姿勢で作業を続けない。疲れたらこまめに休憩を挟む。

危険パターン4:「エンジンを止めるのを忘れる」

  • なぜ危険?:

    • 刈刃に絡まった草を取り除く際、エンジンを止めるのを忘れてしまうと、刃が突然回転し、指を巻き込んでしまうことがあります。

    • 刈刃の交換や、本体の点検を行う際も同様です。

  • 正しい対策:

    • 刈刃に触れる前は、必ずエンジンを完全に停止させる

    • 非常停止スイッチの位置を事前に確認し、万が一の時にすぐに止められるようにしておく。


まとめ

草刈り機は、正しく使えば心強い味方ですが、少しの油断が大きな事故につながります。

今回ご紹介した危険なパターンに心当たりがある方は、今日からでも意識を改めて、**「安全第一」**で作業に臨んでください。それが、あなた自身と大切な人々を守るための最も大切なことなのです。