草刈機でプロ級の仕上がり!角や端を効率的に刈る裏ワザ
「庭の草刈り、広い部分はサクッと終わるんだけど、壁際や木の周りの細かい部分がどうしてもきれいに刈れない…」
そんな悩み、草刈機を使っている方なら誰もが一度は経験しますよね。隅っこや端の部分は刈り残しが多く、作業効率が落ちるだけでなく、見た目もなんだか残念な仕上がりに。
今回は、そんなお悩みを解決する、草刈機で角や端を効率的に、そして美しく仕上げるためのプロのテクニックとコツをご紹介します。ちょっとした工夫で、あなたの草刈り作業が劇的に変わりますよ!
1. なぜ角や端が刈りにくい?その理由を理解しよう
草刈機の刃は、反時計回り(左回り)に回転します。この回転方向の特性上、効率的に刈れるのは刃の左側です。
そのため、刈払機を右から左に振る「右振り」が基本となります。しかし、塀や建物の角、木の根元などでは、この基本的な右振りがしづらく、刃の右側部分が当たってしまい、草がうまく刈れない、もしくは跳ね返る(キックバック)リスクが高まるのです。
2. 角や端を攻略する3つのテクニック
難しい場所も、以下の3つのテクニックを使い分けることで、きれいに刈り上げることができます。
テクニック1:アプローチを変える「寄せ刈り」
最も基本となるのが「寄せ刈り」です。これは、刈り残しがある部分に対して、右から左へ振る基本の動作で少しずつ刃を寄せていく方法です。
実践方法:
刈り残した草の手前に立ちます。
草刈機を右から左にゆっくりと振ります。
刃の左側で草を刈り取りながら、少しずつ前に進んでいきましょう。
刈り取った草が、すでに刈った部分に集まるように意識すると、片付けも楽になります。
テクニック2:刃を自在に操る「差し込み刈り」
これは、草刈機を垂直に立てて、角や隙間に刃先を差し込むようにして刈る方法です。
実践方法:
壁や石垣の角に刃を向け、草刈機を垂直に立てます。
刃の先端(左側)を隙間に差し込むようにして、草を刈ります。
このとき、地面や障害物に刃が当たらないよう、慎重に作業することが大切です。
刃の角度を少し左に傾けることで、効率よく刈ることができます。
テクニック3:ナイロンコードカッターの活用
金属刃(チップソー)では難しい場所は、ナイロンコードカッターに付け替えるのがおすすめです。
メリット:
安全性が高い: 石やコンクリートに当たっても、刃が飛び散る危険性が低い。
狭い場所で活躍: 塀の際や、芝生と砂利の境界線など、際(きわ)を刈るのに最適です。
キックバックが少ない: 障害物に当たっても跳ね返りが少なく、安心して作業できます。
3. 知っておきたい!作業効率を上げる裏ワザ
二段階刈り: 草丈が長い場合は、一度高い位置で草刈り機を横にスライドさせ、草の先端だけを刈り落とします。その後、もう一度低い位置で刈り直すと、刃に草が絡みにくく、きれいに仕上がります。
振り幅を小さく: 狭い場所では、大きく振る必要はありません。肩幅程度の小さな振り幅で、こまめに刈り進めることが大切です。
体のひねりを利用: 腕だけで振ろうとするとすぐに疲れてしまいます。腰のひねりを使って、体全体で草刈機を動かすように意識すると、疲れにくく、作業がはかどります。
まとめ
草刈機で角や端をきれいに刈るには、刈払機の特性を理解し、場所や状況に合わせたテクニックを使うことが重要です。今回ご紹介した「寄せ刈り」や「差し込み刈り」、そして「ナイロンコードカッター」の活用法をマスターすれば、あなたの草刈り作業はプロ並みに!
もう刈り残しに悩むことはありません。ぜひ、次の草刈りから試してみてくださいね。