草刈りと整地が同時にできる!一石二鳥の賢い作業法


「草刈りだけでも大変なのに、刈った草をまた集めて処分するのが面倒…」

「草刈り後、土地を少しでもきれいにしたい」

草刈り後の後片付けや、土地の見た目を整える作業は、予想以上に時間と労力がかかりますよね。

でも実は、草刈機の使い方を少し工夫するだけで、草刈りも整地も同時に進められる方法があるんです。

この方法の最大のメリットは、刈った草を細かく砕いて土に混ぜ込むことで、刈った草を集める手間が省けるだけでなく、土壌が豊かになり、雑草が生えにくくなる効果も期待できることです。

今回は、そんな一石二鳥の賢い作業方法をご紹介します。


1. 準備するものは「ナイロンコード」

この方法を実践するには、草刈機の刃を金属刃ではなく、ナイロンコードに付け替えることを強くおすすめします。

  • 草を細かく砕ける: ナイロンコードは、金属刃よりも草を細かく粉砕する能力に優れています。

  • 安全性アップ: 地面すれすれで作業しても、石や地面に刃が当たって跳ね返る心配が少なく、安全です。

また、安全のために、必ず飛散防止カバーと、保護メガネ長袖、長ズボンを着用しましょう。細かくなった草が勢いよく飛び散ることがあります。

2. 草刈りと整地を同時に行う作業手順

基本的な作業手順は、通常の草刈りと変わりませんが、「草を細かく砕く」ということを意識して作業を進めていきましょう。

ステップ1:ゆっくりと「往復」して刈り進める

草刈機を振るスピードを、普段より少しゆっくりにします。

早く振りすぎると草が絡まってしまい、うまく細かくなりません。

「右から左へ」と往復しながら、草を丁寧に刈っていきます。

ステップ2:刈った場所を「二度刈り」する

一度草を刈り終えたら、草刈り機の刃先を地面から2〜3cmの高さに設定し、もう一度同じ場所をゆっくりと往復します。

この時、地面に落ちた草をさらに細かく砕き、土に混ぜ込むようなイメージで作業しましょう。

ステップ3:土に混ぜ込む

刃先を低くして作業することで、細かくなった草が土に混ざりやすくなります。

これにより、刈った草が土壌の肥料となり、ふかふかした畑のような状態に近づけることができます。

3. 注意点

  • 刃を地面に当てすぎない: ナイロンコードは地面に強く当てるとすぐに短くなってしまいます。地面を叩きつけるのではなく、地面すれすれで作業するのがコツです。

  • 作業後の手入れ: 細かく砕かれた草や土が、草刈機本体に付着しやすくなります。作業が終わったら、必ずきれいに掃除をしておきましょう。


まとめ

草刈りと整地を同時に行うこの方法は、**「ナイロンコード」と、「二度刈り」**が成功の鍵です。

これにより、面倒だった後片付けが劇的に楽になるだけでなく、土地そのものを豊かにすることができます。

安全に十分配慮して、ぜひこの一石二鳥の賢い作業法を試してみてくださいね。