草刈機の燃料・バッテリー管理の基本|長く使うための簡単メンテナンス
「久しぶりに草刈機を使おうと思ったら、エンジンがかからない…」
草刈機を長期間使わないままにしておくと、燃料やバッテリーのトラブルが起きることがあります。しかし、日頃から正しい管理をすることで、こうしたトラブルを未然に防ぎ、草刈機をより長く使うことができます。
今回は、草刈機の燃料・バッテリー管理の基本について、分かりやすく解説します。
エンジン式草刈機:燃料の管理
エンジン式の草刈機は、燃料の管理が最も重要です。
ガソリンとオイルの混合比を守る
2サイクルエンジン:
ガソリンとエンジンオイルを混ぜて使います。
メーカーが推奨する混合比を必ず守りましょう。混合比を間違えると、エンジンが故障する原因になります。
4サイクルエンジン:
ガソリンはガソリンタンクに、エンジンオイルはオイル注入口に入れます。
間違えてガソリンタンクにエンジンオイルを入れてしまわないように注意が必要です。
燃料の長期保管に注意!
燃料は使い切る:
長期間草刈機を使わない場合は、燃料を使い切り、タンクを空にしてから保管しましょう。
燃料を入れっぱなしにすると、燃料が劣化し、エンジン内部の部品にサビや詰まりを引き起こす原因になります。
燃料を保管する場合:
消防法に基づいた安全な容器に入れ、直射日光を避け、風通しの良い場所に保管しましょう。
燃料は時間とともに劣化するので、1ヶ月以上経ったものは使用しない方が良いでしょう。
充電式(バッテリー式)草刈機:バッテリーの管理
充電式草刈機は、バッテリーの管理が寿命に直結します。
バッテリーの充電と保管の基本
高温を避ける:
バッテリーは熱に弱いため、直射日光が当たる場所や、高温になる車内などに放置しないようにしましょう。
満充電での長期保管は避ける:
バッテリーを満充電のまま長期保管すると、劣化が早まります。
理想は、30%〜50%程度の充電量にして保管することです。
充電しすぎない:
充電が完了したら、すぐに充電器から外しましょう。充電しっぱなしにすると、バッテリーに負担がかかります。
バッテリーを長持ちさせるコツ
使い切ってから充電:
頻繁に少しずつ充電するのではなく、ある程度使い切ってから充電する方が、バッテリーの寿命を延ばすことにつながります。
まとめ
草刈機を長く、安心して使うためには、日頃の燃料やバッテリーの管理がとても重要です。
エンジン式: 燃料は使い切り、タンクを空にして保管する。
充電式: バッテリーは高温を避け、30%〜50%程度の充電量で保管する。
これらの簡単なメンテナンスを習慣にして、いつでもスムーズに草刈機を使えるようにしておきましょう。