草刈機のフィルター清掃と交換方法|エンジン不調を防ぐメンテナンス術
「草刈機のエンジンの調子がなんだか悪い…」
もしかすると、その原因はフィルターの汚れかもしれません。草刈機のフィルターは、エンジンを保護する重要な役割を果たしていますが、使っているうちにホコリや草のカスで詰まってしまいます。
今回は、草刈機のフィルター清掃の重要性から、誰でもできる清掃と交換の方法まで、分かりやすく解説します。
なぜフィルターの清掃が必要なの?
草刈機には、主に「エアフィルター」と「燃料フィルター」の2種類のフィルターがあります。
エアフィルター:
エンジンに空気を送る際、ホコリやゴミがエンジン内部に入るのを防ぎます。
フィルターが詰まると、エンジンに十分な空気が送られず、出力が低下したり、エンジンがかからなくなったりします。
燃料フィルター:
燃料タンクからエンジンに燃料を送る際、ゴミや不純物を取り除きます。
これが詰まると、燃料がスムーズに送られず、エンジンが途中で止まってしまう原因になります。
エアフィルターの清掃・交換方法
エアフィルターは、日常的なメンテナンスで最も重要な部分の一つです。
清掃のタイミング
作業後ごとに清掃するのが理想です。
エンジンのかかりが悪くなったり、パワーが落ちたと感じたら、まずエアフィルターをチェックしましょう。
清掃の手順
安全確保:
必ずエンジンを止め、エアフィルターのカバーを開けます。
フィルターを取り出す:
フィルターを本体から取り出します。
清掃:
スポンジタイプ:
中性洗剤を溶かしたぬるま湯で優しく揉み洗いします。
完全に乾かしてから、少量のオイルを含ませて軽く絞ります。
紙タイプ:
叩いたり、エアダスターでホコリを吹き飛ばします。水洗いはNGです。
交換の目安
破れや変形、ひどい汚れがある場合は交換が必要です。
メーカー推奨の交換時期(通常は1年ごと)を目安に交換しましょう。
燃料フィルターの清掃・交換方法
燃料フィルターは、エアフィルターよりも清掃や交換の頻度は少なくて済みます。
清掃・交換のタイミング
エンジンが突然止まったり、燃料の流れが悪くなったと感じたときにチェックしましょう。
1年に1回程度交換するのが目安です。
清掃・交換の手順
安全確保:
燃料タンクのキャップを開け、燃料を抜き取ります。
フィルターを取り出す:
タンクの奥にある燃料フィルターを針金などで引っ掛けて取り出します。
清掃・交換:
ホコリやゴミが付着している場合は、清掃できますが、詰まりがひどい場合は交換をおすすめします。
新しいフィルターに交換する場合は、ホースとの接続部分をしっかりと確認しましょう。
まとめ
草刈機のフィルター清掃は、難しい作業ではありません。
エアフィルター: 日常的にチェックし、ホコリを払いましょう。
燃料フィルター: エンジン不調を感じたら確認し、定期的に交換しましょう。
これらのメンテナンスを習慣にすることで、草刈機の性能を維持し、トラブルを未然に防ぐことができます。