つらい肩こり・腰痛にさよなら!草刈機の正しい持ち方とハーネス調整術
「草刈り作業が終わった翌日、肩や手首がパンパンでつらい…」
そう感じたことはありませんか? 草刈機は便利な道具ですが、正しい持ち方や姿勢で使わないと、想像以上に身体に負担をかけてしまいます。特に、重さを支える手首や、往復動作で酷使される肩には大きな負荷がかかります。
しかし、ご安心ください。ちょっとした工夫と正しい知識があれば、身体への負担を最小限に抑え、疲れにくい草刈り作業が可能になります。
なぜ手首や肩に負担がかかるのか?原因を理解する
1. 草刈機の重さを腕だけで支えている
草刈機は、機種によって重さが異なりますが、数キログラムの重さを腕力だけで支えようとすると、手首や肩に大きな負担がかかります。
2. 体から離れた位置で作業している
草刈機を体から離して持つと、テコの原理で実際の重さ以上の負荷が手首や肩にかかります。結果、疲労が早く蓄積し、痛みの原因となります。
3. 猫背などの悪い姿勢
猫背の姿勢で作業すると、腰や背中の筋肉が不自然に緊張し、肩こりや腰痛を引き起こしやすくなります。
負担をかけない!草刈機の正しい持ち方とハーネス調整術
ポイント1:ハーネス(肩掛けバンド)を正しく調整する
ハーネスは、草刈機の重さを腕だけでなく、肩や腰にも分散させるための重要なアイテムです。
ハーネスの調整:
ハーネスを肩にかけ、草刈機を吊るします。
刃先が地面から5cmほど浮き、地面と平行になるように、ハーネスの長さを調整します。
重さが均等に分散され、両手で軽く支えられる位置が理想です。
ポイント2:ハンドルの位置を調整する
草刈機のハンドルが身体の中心に来るように調整しましょう。
この位置にすることで、腕の力だけでなく、体全体(特に腰)の動きを使って草刈機を振ることができ、手首や肩への負担が大幅に軽減されます。
ポイント3:草刈機は「身体の近く」で持つ
作業中は、草刈機を身体から離さず、できるだけ近くに引きつけて持つことを意識しましょう。
こうすることで、腕の力に頼りすぎることなく、体幹を使って草刈機を安定させることができます。
疲労を軽減する!作業中の3つのコツ
1. 定期的に休憩を取る
長時間無理して作業するのではなく、1時間作業したら10分休憩するなど、こまめに休憩を取りましょう。水分補給も忘れずに行い、熱中症対策も怠らないようにしましょう。
2. 無理のない範囲で作業する
広い敷地を一気に終わらせようとせず、日を分けるなど、無理のない計画を立てることが大切です。身体の限界を超えた作業は、怪我や疲労の蓄積につながります。
3. 身体のケアを忘れずに
作業前後に軽いストレッチを行い、筋肉をほぐしましょう。特に、肩甲骨周りや手首、腰のストレッチは効果的です。
まとめ
草刈り作業の快適さは、道具の性能だけでなく、あなたの持ち方と体の使い方によって決まります。
今回ご紹介した「ハーネスの調整」や「正しい持ち方」を実践するだけで、手首や肩、腰への負担を大きく減らすことができます。安全に、そして楽に草刈り作業を楽しんでください。