草刈機のエンジンオイル|種類と選び方のポイント
草刈機のパフォーマンスと寿命を左右する重要な要素のひとつがエンジンオイルです。
適切なオイルを選ばないと、エンジンの摩耗や故障につながり、作業効率や安全性にも影響します。
この記事では、草刈機に適したエンジンオイルの種類と選び方のポイント、さらに交換時期の目安まで詳しく解説します。
草刈機のエンジンオイルの種類
草刈機のエンジンは大きく分けて2ストロークエンジンと4ストロークエンジンがあります。
1. 2ストロークエンジン用オイル
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ガソリンと混合して使用(混合燃料)
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エンジン内部で燃焼するため、燃えやすく、カーボンが残りにくいオイルが必要
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特徴:軽量で潤滑性が高く、摩耗を防ぐ
2. 4ストロークエンジン用オイル
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ガソリンとオイルは別(オイルタンクに注入)
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エンジン内部の潤滑と冷却を担当
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特徴:2ストロークよりオイル消費は少ないが、エンジン寿命や性能維持には質の高いオイルが重要
オイル選びのポイント
1. メーカー指定のオイルを優先
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草刈機メーカーが推奨するオイルを使用すると、性能と寿命を最大限に発揮
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取扱説明書に記載されている粘度・種類・ブランドを確認
2. 粘度(SAE規格)の確認
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粘度はエンジンの潤滑性や始動性に影響
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低温時の始動性を重視する場合は**低粘度(10W-30など)**がおすすめ
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高温環境での使用や長時間運転には**高粘度(20W-50など)**を選ぶ
3. 化学合成オイルと鉱物油の違い
種類 | 特徴 | 価格帯 |
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鉱物油 | 安価で入手しやすい、交換頻度はやや短め | 500~1,500円/L |
化学合成油 | 摩耗防止・耐熱性・潤滑性に優れる、長寿命 | 1,500~3,000円/L |
ハイブリッド | 鉱物油と化学合成油の混合、コスパ良好 | 1,000~2,500円/L |
💡 ポイント:長時間の作業やエンジンを長持ちさせたい場合は化学合成オイルがおすすめ
草刈機のオイル交換時期の目安
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2ストローク:燃料ごとに混合、長期間保管時は古いオイルは使わない
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4ストローク:20~50時間の使用または半年に1回が目安
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長時間作業後や高温時は、オイルの劣化を早めるため早めの交換が安全
交換時の注意点
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エンジン停止後にオイル交換
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熱いまま作業すると火傷の危険がある
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オイルの量を正確に確認
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多すぎても少なすぎてもエンジンに負担
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古いオイルの廃棄は適切に
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廃油パックや自治体の廃油回収で処理
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まとめ|草刈機のエンジンオイルの選び方
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2ストローク・4ストロークの種類を確認
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**メーカー指定・粘度・種類(鉱物油・化学合成油)**をチェック
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長時間作業や高温環境では化学合成油がおすすめ
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交換時期を守り、適切な管理でエンジン寿命と作業効率を最大化
正しいオイル選びと管理で、草刈機は長持ちし、作業もスムーズになります。
ちょっとした手間で、刃の切れ味とエンジン性能を長く維持できるのがポイントです。