「あれ?かからない…」草刈機のエンジン始動不良、原因と自分でできる対策
「さあ草刈りを始めよう!」と意気込んで草刈機のエンジンをかけようとしたのに、うんともすんとも言わない…。そんな経験はありませんか?草刈機のエンジンが始動しないと、作業がストップしてしまい、困ってしまいますよね。
今回は、草刈機のエンジン始動不良の主な原因と、専門家でなくても自分でできる簡単な点検と対策をご紹介します。
エンジンがかからない主な原因
草刈機のエンジンが始動しない原因は、大きく分けて以下の3つが考えられます。
1. 燃料系のトラブル
燃料が入っていない、または古い:
エンジンをかけるには、当然ながら適切な燃料が必要です。燃料タンクにガソリンが入っているか、そしてそのガソリンが古くなっていないか確認しましょう。何ヶ月も放置したガソリンは劣化し、エンジントラブルの原因になります。
燃料フィルターの詰まり:
燃料タンクからエンジンに燃料を送るホースの途中にある燃料フィルターが、ゴミなどで詰まっていると、燃料がうまく供給されません。
2. 点火系のトラブル
スパークプラグの汚れや劣化:
スパークプラグは、エンジン内で火花を飛ばして混合気に点火する重要な部品です。このプラグがカーボンで汚れていたり、古くなって電極が摩耗していたりすると、火花がうまく飛ばず、エンジンがかかりません。
スパークプラグコードの外れ:
スパークプラグとコードの接続が緩んでいたり、外れていたりする場合も、点火不良の原因になります。
3. エアフィルターの詰まり
エアフィルターの汚れ:
エンジンに空気を供給するエアフィルターが、ホコリや草のくずで目詰まりしていると、十分な空気が取り込めず、燃料と空気の混合比が不適切になり、エンジンがかかりにくくなります。
自分でできる!簡単な点検と対策
工具を使わずにできる簡単なチェックポイントをご紹介します。
ステップ1:燃料の確認
燃料タンクにガソリンが入っているか確認しましょう。
もし古いガソリンが入っている場合は、すべて抜き取って、新しいガソリンを入れ直しましょう。
ステップ2:スパークプラグの確認
草刈機のエンジン部分にあるスパークプラグのキャップを外します。
プラグとコードの接続部分がしっかり差し込まれているか確認しましょう。
もしプラグが外れている場合は、カチッと音がするまでしっかりと差し込みます。
ステップ3:エアフィルターの確認
エアフィルターカバーを外し、フィルターを取り出します。
フィルターがひどく汚れている場合は、ホコリを払い、水洗いできるタイプであれば水洗いして、完全に乾かしてから元に戻しましょう。
それでもダメなら…
これらの簡単な点検と対策を試してもエンジンがかからない場合は、燃料フィルターの交換やキャブレターの調整など、より専門的な修理が必要な場合があります。無理に自分で分解しようとせず、お近くの農機具店や修理専門店に相談しましょう。
定期的なメンテナンスを行うことで、エンジンの始動不良を防ぎ、草刈機を長く安全に使い続けることができます。