葬儀の香典返しの選び方ガイド
葬儀の後に送る 香典返し は、いただいた香典への感謝の気持ちを伝える大切なマナーです。しかし、どの品物を選ぶか、金額の目安やタイミングなど迷う方も多いでしょう。ここでは、香典返しを失礼なく選ぶためのポイントを詳しく解説します。
1. 香典返しの基本マナー
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時期:葬儀・告別式後、一般的には四十九日法要の前後(忌明け)
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金額の目安:いただいた香典の半額~3分の1程度が一般的
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形式:品物と一緒に「挨拶状」や「のし紙」を添える
2. 香典返しにふさわしい品物
定番の品
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消耗品:タオル、洗剤、石鹸、食品(お茶、海苔、紅白の菓子など)
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日常で使えるため、相手に負担をかけない
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カタログギフト:受け取る側が選べるため便利
避けた方がよい品
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刃物や鋭利なもの(包丁など)
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生もの(消費期限が短く、遠方の人には不向き)
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奇抜すぎるデザインや派手な色の品
3. 香典返しの選び方のポイント
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相手の状況を考える
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高齢の方には使いやすい日用品
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若い世代には食品やカタログギフトが人気
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金額に応じて品物を選ぶ
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香典額に応じて複数の品物を用意することも検討
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質より感謝の気持ちを重視
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高価すぎる品よりも、 丁寧な挨拶状と合わせて感謝を伝えること が大切
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4. 包装・のしのマナー
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のし紙:一般的には「内のし(品物に直接かける)」
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表書き:
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「志」…一般的で無難
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「粗供養」…四十九日前の早めの返礼時
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水引:黒白や双銀の結び切り
5. 送付方法
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直接手渡し:近親者や親しい方
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郵送:遠方の場合は宅配で、挨拶状を添えて送る
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配達時の包装も丁寧にすると、相手に好印象
まとめ
香典返しは 「感謝を伝える気持ち」 が最も重要です。
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四十九日法要前後を目安に準備
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金額の目安は香典の半額~3分の1
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消耗品やカタログギフトなど、相手に負担の少ない品を選ぶ
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包装やのし紙、挨拶状で丁寧さを示す
これらのポイントを押さえれば、マナーを守りつつ、相手に感謝の気持ちを伝えることができます。