長く使えて安心!草刈機の故障を防ぐための日常点検ポイント
「さあ、草刈りを始めよう!」と意気込んで草刈機のエンジンをかけたのに、「あれ、動かない…?」なんて経験はありませんか? 草刈機は、定期的なメンテナンスを怠ると、思わぬタイミングで故障してしまうことがあります。
でも、大丈夫! 難しい専門的な知識は必要ありません。普段からちょっとした点検を習慣にするだけで、故障のリスクをぐっと減らし、草刈機を長く快適に使い続けることができます。
この記事では、草刈機の故障を防ぐための、誰でもできる日常点検のポイントを分かりやすくご紹介します。
1. 作業前に必ず確認!「燃料」と「オイル」
草刈機の心臓部であるエンジンを動かす燃料とオイルは、まず最初にチェックすべきポイントです。
燃料は新しいものを使う!
長期間保管した古い燃料(ガソリン)は、成分が変質して劣化することがあります。劣化した燃料を使うと、エンジンの不調や故障の原因になります。
燃料タンクに古い燃料が残っていないか確認し、できるだけ新しい燃料を使いましょう。混合燃料を使用するタイプは、特に注意が必要です。
オイルの量と汚れをチェック!
エンジンオイルが不足していると、部品の摩擦が大きくなり、焼き付きの原因になります。
オイルの量が規定量入っているか確認し、黒く汚れていたら交換しましょう。
2. 「エアフィルター」は呼吸器!きれいに保つ!
エアフィルターは、エンジンにきれいな空気を送るための大切なフィルターです。ここが汚れていると、草刈機のパワーが落ちたり、エンジンがかかりにくくなったりします。
定期的に掃除を!
エアクリーナーボックスを開け、中のフィルターを取り出します。スポンジタイプのフィルターであれば、中性洗剤で優しく洗い、しっかりと乾かしてから戻しましょう。
乾式フィルターの場合は、ブラシやエアダスターで汚れを落とします。
汚れがひどい場合や、破れてしまっている場合は、新しいものに交換してください。
3. 「刈刃」は切れ味命!安全に使う!
草刈機の刃は、切れ味が落ちると作業効率が悪くなるだけでなく、無理な負荷がかかって本体の故障にもつながります。
使用前・使用後にチェック!
刃に欠けやひび割れ、変形がないか確認しましょう。異常があれば、安全のために交換してください。
使用後は、絡まった草や汚れを必ず取り除きます。特にギアケースの部分に草が絡まっていると、ギアが焼き付いてしまう原因になるので注意が必要です。
刃の取り付けネジやボルトが緩んでいないか、しっかりと確認しましょう。
4. 「点火プラグ」は火花を散らす!
エンジンを始動させるために重要な役割を果たすのが点火プラグです。
汚れと摩耗をチェック!
エンジンがかかりにくい、パワーが出ないと感じたら、点火プラグを確認してみましょう。
プラグの先端が黒く汚れていたり、炭が付着していたりする場合は、ワイヤーブラシなどで掃除します。
汚れがひどく、摩耗している場合は、交換のタイミングです。
5. その他のチェックポイント
燃料フィルター: タンクの中にある燃料を吸い上げるパイプのフィルターです。ここが詰まると燃料がうまく供給されなくなり、エンジン不調の原因になります。定期的にチェックし、汚れていたら掃除や交換をしましょう。
ギアケースのグリスアップ: 刈刃を回すギア部分の潤滑油(グリス)は、定期的に補充が必要です。グリスが不足すると、ギアが焼き付いてしまうことがあります。
ボルトやネジの緩み: 刈払機は振動が大きいので、各部のボルトやネジが緩んでいないか、使用前後に確認する習慣をつけましょう。
まとめ:少しの注意で長く使える!
「なんだか難しそう…」と感じた方もいるかもしれませんが、大切なのは「ちょっと気にかける」ことです。
使ったら、きれいにする!
使う前に、軽くチェックする!
この2つを心がけるだけで、あなたの草刈機はきっと長持ちします。安全で快適な草刈りライフを送るために、ぜひ日頃の点検を習慣にしてみてくださいね!