もう迷わない!草刈機で雑草だけを効率よく刈る7つのコツ
はじめに
庭や畑の手入れで大活躍する草刈機。でも、「大切な作物をうっかり刈ってしまった…」「雑草だけをきれいに刈るにはどうしたらいいの?」と悩んだことはありませんか?
草刈機を上手に使えば、大切な植物を傷つけることなく、雑草だけを効率的に取り除くことができます。この記事では、草刈機を使って雑草をスマートに、そして安全に刈るための7つのコツを、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
1. 刃の種類を使い分ける
草刈機の刃には、様々な種類があり、それぞれ得意な作業が違います。雑草だけを効率よく刈るには、場所や雑草の種類に合わせて刃を使い分けることが重要です。
チップソー: 一般的な円盤型の刃で、硬い茎の雑草や小枝もパワフルに刈れます。広範囲の草刈りに適していますが、地面すれすれで使うと石を飛ばすリスクがあるため、注意が必要です。
ナイロンコード: 樹脂製のコードが回転して草を刈るタイプ。障害物(ブロック塀や庭木など)に当たっても傷つけにくく、安全性が高いのが特徴です。柔らかい草や、キワ刈りに向いています。畝間や株間の作業で、作物を傷つけたくない場合に特に有効です。
アタッチメント式刃: 畝間や畑の株間など、特定の場所の雑草刈りに特化したアタッチメントもあります。根元から雑草を削り取るタイプや、茎を粉砕するタイプなどがあり、効率的な除草が可能です。
2. 草刈りの高さを調整する
雑草を刈る「高さ」を意識するだけで、その後の管理がぐっと楽になります。
高刈りのすすめ: 畑の畝間などでは、地面すれすれではなく、あえて少し高めに(5〜10cm程度)草を刈る「高刈り」がおすすめです。これにより、雑草の根が残るため、土壌の乾燥を防ぐ効果があります。また、草の成長点を切ることで、次に生えてくるまでの時間を遅らせる効果も期待できます。
3. 刈り方の基本をマスターする
草刈機の動き方にも、効率よく刈るための基本があります。
「右から左」が基本: 草刈機の刃は反時計回りに回転します。この回転方向を活かし、右から左に機械を振るように動かすと、刈った草が左に集まりやすく、きれいに刈ることができます。
「少しずつ」刈り進める: 一度に大きく振るのではなく、肩幅程度の幅で少しずつ刈り進めていきましょう。これにより、刃に草が絡まりにくく、スムーズに作業できます。
4. 雑草が「元気なうち」に刈る
雨が降った後など、雑草に水分を多く含んでいる状態は、刃に絡みつきやすくなります。
晴れた日の作業がおすすめ: 晴れた日が数日続いた後など、雑草が少し萎れて水分が抜けているタイミングで刈ると、刃に絡みにくく、より効率的に作業できます。
5. 畑や家庭菜園での特殊なコツ
畑や家庭菜園では、作物を守りながら雑草を刈る必要があります。
畝間は「少しずつ」刈る: 作物との間隔が狭い畝間では、ナイロンコードや畝間専用のアタッチメントを使い、慎重に作業しましょう。刃の角度を調整し、作物に当たらないよう注意しながら少しずつ刈り進めます。
通路は「地際刈り」: 畝と畝の間の通路など、作物が近くにない場所は、地面すれすれで刈る「地際刈り」で、根元から雑草を処理しましょう。
道具の併用: 草刈機で広い範囲を刈り、作物のすぐ近くや狭い場所は、鎌や手作業で丁寧に除草する、というように道具を使い分けるのも賢い方法です。
6. 地面から「浮かせて」刈る
刃を地面に当てると、石や土を巻き込み、刃を傷つけたり、周囲に危険な飛散物を飛ばす原因になります。
地面から数センチ浮かせる: 草を刈る際は、刃を地面に直接当てず、数センチ浮かせて作業しましょう。これにより、刃の寿命を延ばし、安全に作業を進められます。
7. 長い草は「二段階」で刈る
背の高い雑草を一気に刈ろうとすると、刃に草が絡まり、機械に大きな負荷がかかります。
まずは上部から: 草が長い場合は、まずは草の上部を刈り、次に根元を刈るという「二段階」で作業しましょう。これにより、スムーズに作業を進められ、機械の負担も軽減できます。
まとめ
草刈機は、使い方次第で雑草を効率よく、安全に刈ることができる強力なパートナーです。
今回ご紹介した「刃の使い分け」「高刈り」「地際刈り」などのコツを実践することで、大切な作物を守りながら、快適な草刈り作業が実現できます。
ぜひこれらのポイントを参考に、ご自身の庭や畑をきれいにしてみてください!