【初めてでも安心】葬儀の受付を頼まれたら?役割からマナーまで徹底解説
「急で申し訳ないんだけど、お葬式の受付をお願いできないかな?」
もしあなたがそう頼まれたら、どうしますか?
「大切な役割だけど、やり方がわからない…」「失礼がないか不安…」
そんなふうに感じてしまうかもしれませんね。でも、ご安心ください。
この記事では、初めて葬儀の受付を任されたあなたのために、受付の役割や全体の流れ、そして覚えておきたいマナーまで、誰でも安心して務められるようにわかりやすく解説します。
受付の役割とは?
葬儀の受付は、故人のご遺族に代わって、弔問に訪れた方々をお迎えする大切な役割です。
主な仕事は以下の通りです。
記帳の案内: 参列者にお名前や住所を記帳していただきます。
香典の受け取り: 香典を預かり、領収書があればお渡しします。
挨拶: 参列者一人ひとりに丁寧な挨拶を交わします。
会場案内: 焼香の流れや待機場所など、会場の案内をします。
受付は、ご遺族の代わりに参列者と最初にお顔を合わせる場所です。丁寧な対応を心がけることで、参列者が安心して故人とのお別れに集中できる環境をつくることができます。
葬儀受付の具体的な流れとやり方
受付の仕事は、主に「準備」「受付中」「片付け」の3つの段階に分かれます。
1. 受付開始前の準備
受付場所の確認: 記帳台や筆記用具、香典を保管する場所などを確認します。
持ち物の確認: 喪主から預かった持ち物(香典返し、香典帳など)を確認し、不足がないかチェックします。
役割分担: 受付係が複数いる場合は、記帳係、香典係、案内係など、役割を分担しておくとスムーズです。
2. 受付中の対応
「お悔やみ申し上げます」の挨拶: 参列者が来られたら、まずは丁寧に一礼し、「この度はご愁傷様でございます」や「この度は誠にご愁傷様でございます。本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます」などと挨拶をします。
香典の受け取り: 香典は両手で受け取ります。「お預かりいたします」などと一言添えましょう。
記帳の案内: 芳名帳の記入をお願いし、筆記具を渡します。
3. 受付終了後の片付け
香典・香典帳の整理: 香典の金額と記帳されたお名前を照合し、喪主に渡す準備をします。
備品の返却: 受付で使った備品を片付け、葬儀社やご遺族に返却します。
お礼の挨拶: 役割を終えたら、ご遺族に「この度は心ばかりですが、お手伝いさせていただきありがとうございました」などとお礼を伝えます。
受付係が知っておきたいマナーと注意点
服装: 葬儀の受付係も、一般の参列者と同じく準喪服を着用します。派手なメイクやアクセサリー、香水は控えるのがマナーです。
丁寧な言葉遣い: 普段親しい間柄でも、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
香典の管理: 預かった香典は、絶対に紛失しないよう厳重に管理します。
香典辞退の対応: もし喪主が香典辞退を希望している場合は、参列者の方に「誠に恐れ入りますが、故人の遺志により、ご厚志は辞退させていただいております」などと丁寧にお伝えしましょう。
まとめ:不安を安心に変える「準備」が大切
葬儀の受付を頼まれたとき、戸惑うのは自然なことです。しかし、受付は故人とご遺族にとって、とてもありがたいお手伝いです。
この記事でご紹介した流れやマナーを事前に頭に入れておけば、当日も安心してその役割を果たすことができます。
もしわからないことがあっても、周りの人や葬儀社のスタッフに尋ねてみてください。心を込めて務めれば、きっと感謝されるはずです。