😱女性の鼠径リンパ節の腫れ、もしかして病気?原因と受診の目安を解説


「足の付け根あたりに、コリコリとしたしこりがある…」

「触ると少し痛い気がする…」

そんなふうに、鼠径リンパ節(そけいりんぱせつ)の腫れに気づいて不安を感じている女性は少なくありません。

鼠径リンパ節は、太ももの付け根にあるリンパ節で、体の免疫システムにとって重要な役割を担っています。でも、いざ腫れると「何かの病気かも?」と心配になりますよね。

この記事では、女性の鼠径リンパ節の腫れについて、考えられる原因や、病院に行くべきタイミングなどを分かりやすく解説します。


鼠径リンパ節の腫れ、その原因は?

リンパ節は、いわば「体のパトロール隊」のようなもの。体内に侵入した細菌やウイルス、老廃物などを食い止める働きをしています。そのため、何らかの炎症感染が起きていると、リンパ節が活性化して腫れることがあります。

特に女性の場合、以下のような原因が考えられます。

1. 下半身の炎症や感染症

鼠径リンパ節は、主に足や下腹部、性器からのリンパを集めています。そのため、これらの部位に問題が起きると腫れやすいのです。

  • 足のケガや虫刺され

    足にできた小さな傷や、虫に刺された部分から細菌が侵入すると、リンパ節が反応して腫れることがあります。

  • 性器や骨盤内の炎症

    カンジダ症や性器ヘルペスなどの性感染症、子宮や卵巣の炎症など、下腹部や性器にトラブルがあると、鼠径リンパ節が腫れることがあります。

  • 毛嚢炎(もうのうえん)

    ムダ毛処理などで毛穴に細菌が入り、ニキビのような炎症を起こすことも、腫れの原因になります。

2. 生理周期の影響

生理前生理中に、鼠径リンパ節のあたりに違和感を覚えたり、腫れているように感じたりする女性もいます。これは、ホルモンバランスの変化によって、体がむくみやすくなったり、免疫機能が一時的に低下したりすることが関係していると考えられています。


鼠径リンパ節の腫れ、病院に行くべき目安は?

多くの場合、リンパ節の腫れは一時的なもので、原因が解消すれば自然に治まります。しかし、以下のような場合は、念のため医療機関を受診することをおすすめします。

  • 2週間以上、腫れが続く

    腫れがなかなか引かない場合は、一時的な炎症ではない可能性があります。

  • 徐々に腫れが大きくなる

    短期間で明らかに腫れが大きくなったり、硬くなったりする場合。

  • しこりが固く、動かない

    触っても周りの組織から動かず、ゴムのように硬いしこりの場合。

  • 発熱やだるさなど、全身の症状を伴う

    腫れとともに、高熱が出たり、体全体がだるいなどの症状がある場合。

  • 痛みがない

    通常の炎症による腫れは、触ると痛みを伴うことが多いです。しかし、痛みがない腫れの場合は、注意が必要です。

病院は何科を受診すればいい?

「いったい何科に行けばいいの?」と迷ってしまいますよね。

鼠径リンパ節の腫れで考えられる原因は多岐にわたるため、まずはかかりつけの内科を受診するのが一般的です。

もし、性器や婦人科系の症状に心当たりがある場合は、婦人科を受診するのも良いでしょう。

まとめ|不安な時はまず相談を

鼠径リンパ節の腫れは、多くの場合、深刻な病気ではありません。しかし、不安な気持ちを抱えたまま過ごすのは心身にとって良くありません。

この記事でご紹介した「受診の目安」を参考に、少しでも気になることがあれば、無理せず医療機関に相談してくださいね。

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