【保存版】お葬式の供花・供物、手配からマナーまでを徹底解説!贈る前に知っておきたいこと
「大切な人の旅立ちに、せめてものお気持ちを伝えたい…」
そう思っても、いざお葬式に供花や供物を贈ろうとすると、いろいろな疑問が浮かびますよね。
「どこに頼めばいいの?」
「いくらぐらいが相場なの?」
「どんなお花がいいの?」
「失礼にならないか心配…」
この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、葬儀の供花・供物について、手配の流れからマナーまで、個人でも会社でも迷わず送れるように、わかりやすく徹底解説します。
ぜひ最後まで読んで、心からの贈り物を届けるためのヒントにしてくださいね。
供花・供物ってそもそも何?誰が送るの?
供花と供物は、故人や遺族への弔意を表すために贈る品です。
供花(きょうか・くげ):祭壇や式場を飾る生花のこと。故人が好きだった花や、白を基調とした落ち着いた花が一般的です。
供物(くもつ):故人の霊前に供える品物のこと。果物や缶詰、お菓子などが定番です。
どちらも故人の冥福を祈る気持ちを込めて贈られます。では、誰が贈るものなのでしょうか?
一般的には、故人と親しかった友人や知人、親族、会社関係者(取引先や会社の部署など)から贈られることが多いです。個人で贈ることも、複数人で連名で贈ることも可能です。
供花の手配方法:3つの選択肢とそれぞれのメリット・デメリット
「供花を手配したいけど、どこに頼めばいいの?」という疑問をお持ちの方、ご安心ください。手配方法は大きく分けて3つあります。
葬儀社に直接依頼する
メリット:最も確実でスムーズな方法です。葬儀の日程や場所、式場の規模に合わせて、最適な供花を提案してくれます。葬儀場への配送も葬儀社が行うため、手配の手間がかかりません。
デメリット:他の選択肢に比べて相場が少し高めになる場合があります。
花屋(生花店)に依頼する
メリット:地元の花屋や、故人が好きだった花屋に注文することで、オリジナリティのある供花を贈ることができます。花の種類やデザインについて、細かく相談したい方におすすめです。
デメリット:葬儀場への持ち込みや、日時の調整を自分で行う必要があります。持ち込みを辞退している葬儀場もあるため、事前に確認が必要です。
オンラインの供花サービスを利用する
メリット:インターネット上で手軽に手配できます。価格が明確で、デザインや札名のサンプルも豊富に掲載されていることが多いです。
デメリット:実物を見ずに注文するため、イメージと異なる場合があります。
どの方法を選ぶにしても、必ず事前に葬儀場や喪主に連絡し、「供花を贈りたいのですが、どちらに手配すればよろしいでしょうか?」と尋ねるのが最も丁寧で確実な流れです。
供花・供物の相場と札名の書き方
贈り物を考える上で気になるのが「相場」ですよね。
供花の相場:一般的に1基15,000円~30,000円程度が目安です。
供物の相場:5,000円~15,000円程度が目安です。
これはあくまでも目安であり、故人との関係性や地域によっても異なります。無理のない範囲で、心からの気持ちを形にしましょう。
供花・供物には、誰が贈ったのかを示す「札名」をつけます。
個人の場合:フルネームで記載します。(例:山田 太郎)
夫婦の場合:夫の名前を記載し、その横に「他一同」や「他」と書くのが一般的です。(例:山田 太郎 他)
会社の場合:正式名称を記載し、役職や氏名を入れるのが一般的です。(例:〇〇株式会社 代表取締役 山田 太郎)
連名の場合:目上の方から右から順に、氏名のみを記載します。3名以上の場合は、「〇〇一同」と記載するとスッキリします。
札名の書き方で迷った場合は、手配する会社や花屋に相談すれば、適切な札名を教えてくれるので安心してくださいね。
もし供花・供物を「辞退」されたら?
お葬式によっては、「供花や供物は辞退させていただきます」と案内されることがあります。これは、遺族が金銭的な負担を減らしたい、または、シンプルなお別れにしたいといった理由からです。
辞退の意向が示された場合は、無理に贈るのはマナー違反となります。故人や遺族への配慮として、辞退の意向に従い、香典のみを渡すか、弔問に伺うだけに留めましょう。
まとめ:葬儀の供花・供物で大切なのは「気持ち」
お葬式に供花や供物を贈る手配は、慣れないうちは戸惑うことも多いかもしれません。
しかし、最も大切なのは、故人を偲び、遺族に寄り添いたいというあなたの「気持ち」です。
この記事でご紹介した流れやマナーを参考に、心からの贈り物を届けて、故人との最後のお別れを、温かく見送ってくださいね。