Wise(旧TransferWise)徹底解説! 海外送金手数料を劇的に安くする方法
「海外送金って、手数料が高いイメージ…」「もっと安く、早く送れたらいいのに!」
そんな風に思ったことはありませんか? 留学費用や海外旅行の準備、海外在住の家族への送金など、海外送金の機会は意外と多いもの。でも、銀行の複雑な手数料体系や時間がかかる手続きに、うんざりしている人もいるかもしれませんね。
そこで今回は、海外送金の手数料を劇的に安くできると話題のオンライン送金サービス「Wise(ワイズ)、旧TransferWise」を徹底解説します! 銀行との違いから、その安さの秘密、便利な機能、そして利用時の注意点まで、分かりやすくご紹介します。
Wiseを使いこなして、賢くお得に海外送金をしてみませんか?
1. Wise(ワイズ)ってどんなサービス? なぜ安いの?
Wise(旧TransferWise)は、2011年に設立されたイギリス発のオンライン送金サービスです。世界中で1,600万人以上が利用しており、毎月60億ドル以上もの送金が行われています。
銀行とは全く違う! Wiseの「国内送金システム」
銀行での海外送金は、通常「SWIFT(国際銀行間通信協会)」という国際的なネットワークを介して行われます。このSWIFT送金は、いくつもの銀行を経由するため、手数料が高額になりがちで、着金までにも時間がかかります。
しかし、Wiseは全く異なる仕組みを採用しています。
Wiseの安さの秘密:真のミッドマーケットレートと国内送金ネットワーク
Wiseは、送金元と送金先のそれぞれに「国内の口座」を持っています。例えば、日本からアメリカへ送金する場合を考えてみましょう。
日本円を入金: あなたはWiseの日本の口座に日本円を入金します。
米ドルを送金: Wiseは、提携するアメリカの銀行の口座から、受取人に米ドルを送金します。
このように、実際のお金が国境を越えて移動するのではなく、Wiseが各国の国内送金を活用することで、中間銀行手数料などを省き、安価でスピーディーな送金を実現しています。
さらに、Wiseは「本当の為替レート(ミッドマーケットレート)」を採用していることも大きな特徴です。ミッドマーケットレートとは、Googleなどで検索すると出てくる、買いと売りのちょうど中間のレートのこと。多くの銀行や両替所は、このレートに独自の為替手数料を上乗せしていますが、Wiseは透明性を重視し、この本当のレートで両替し、少額の明確な手数料のみを徴収しています。
この2つの仕組みによって、Wiseは銀行に比べてはるかに安い手数料で海外送金を可能にしているのです。
2. Wiseのメリットを徹底解説!
Wiseの魅力は、手数料の安さだけではありません。他にもたくさんのメリットがあります。
2-1. 手数料がとにかく安い!隠れたコストもなし
前述の通り、Wiseの最大の特徴は手数料の安さです。銀行の海外送金手数料(送金手数料、為替手数料、中継銀行手数料、受取手数料など)を合計すると、意外と高額になりますが、Wiseは「固定手数料+変動手数料」のみと非常にシンプルで、かつ安価です。
Wiseの公式比較データによると、銀行に比べて数倍から数十倍も安くなるケースがあるとのこと。手数料がどれくらいかかるか事前に明示されるので、安心して利用できます。
2-2. スピーディーな着金!
Wiseの国内送金ネットワークのおかげで、送金から着金までの時間が非常に短縮されます。数日かかることもあった銀行送金に比べ、Wiseなら数時間、場合によっては数分で着金することも珍しくありません。急ぎの送金にも対応できるのは大きなメリットです。
2-3. 透明性の高い為替レート
Google検索で表示される「リアルレート」を採用しているため、いつ、いくらで両替されるのかが明確です。銀行のように為替レートに手数料が上乗せされることがないので、無駄なコストを支払う心配がありません。
2-4. マルチカレンシー口座で複数通貨を管理
Wiseの「マルチカレンシー口座」は、まるで現地の銀行口座のように使える、画期的なサービスです。
50種類以上の通貨を保有・管理: 日本円はもちろん、米ドル、英ポンド、ユーロなど、約50種類の通貨を一つのアカウントで管理できます。
現地口座情報の取得: 特定の通貨(米ドル、ユーロ、英ポンドなど)に関しては、現地の銀行口座情報を取得できます。これにより、海外からの送金を現地からの国内送金として無料で受け取ることが可能になります。例えば、アメリカで働く人が給与を米ドルで受け取り、それをWise口座で管理し、必要に応じて日本円に両替して日本へ送金するといった使い方ができます。
デビットカード(Wiseカード): マルチカレンシー口座と紐付いたデビットカードを発行できます。このカードがあれば、海外のATMでの現地通貨引き出しや、海外でのショッピングに利用できます。デビットカードなので、クレジットカードのような使いすぎの心配も少なく、Wiseの安い為替レートで両替されるため、外貨決済がお得になります。
2-5. 簡単なオンライン手続き
Wiseのアカウント開設から送金手続きまで、すべてオンラインで完結できます。銀行の窓口に並ぶ手間や、複雑な書類記入は不要です。スマートフォンアプリも使いやすく、いつでもどこでも送金や口座管理ができます。
2-6. 強固なセキュリティと信頼性
Wiseは、各国の金融当局の規制に準拠しており、日本では「資金移動業者」として関東財務局に登録されています。お客様の資金はWise自身の資金とは分別管理されており、万が一Wiseが破綻しても資金が保全される仕組みが整っています。
Trustpilotなどのレビューサイトでも高評価を得ており、多くのユーザーからその安全性と利便性が支持されています。
3. Wiseを使う上での注意点
多くのメリットがあるWiseですが、利用する上でいくつか注意しておきたい点もあります。
3-1. 送金限度額がある
Wiseには送金限度額が設定されています。個人の場合、1回の送金で数百万円程度が上限となることが一般的です。高額な送金を頻繁に行う場合は、複数回に分けて送金する必要があるかもしれません。
3-2. 送金先の限定
Wiseは世界中の多くの国と通貨に対応していますが、一部の国や地域、または特定の銀行への送金には対応していない場合があります。事前にWiseのウェブサイトで送金対応国・通貨を確認しましょう。
3-3. 本人確認が必要
Wiseを利用するためには、本人確認が必要です。身分証明書などの書類を提出し、審査を受ける必要があります。これにより、アカウントが有効になるまでに時間がかかる場合がありますので、初めて利用する場合は余裕を持って手続きを進めましょう。
3-4. デビットカードの保険は限定的
Wiseデビットカードは非常に便利ですが、クレジットカードのように海外旅行傷害保険が付帯していないことがほとんどです。海外旅行の際は、別途旅行保険に加入するか、保険が付帯しているクレジットカードを併用することをおすすめします。
4. Wiseの始め方:アカウント開設から送金まで
Wiseの利用はとても簡単です。基本的な流れを見ていきましょう。
Wiseウェブサイトまたはアプリにアクセス: 「会員登録」をクリックします。
アカウントを作成: メールアドレス、Google、Facebook、Apple IDのいずれかで登録し、パスワードを設定します。
プロフィール情報を入力: 氏名、住所、電話番号などを入力します。
本人確認: 顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)と、場合によってはセルフィーや住所確認書類の提出を求められます。本人確認が完了するまでに数日かかることがあります。
送金またはマルチカレンシー口座の利用を開始:
送金の場合: 送金元と送金先の通貨、送金額を入力すると、手数料と受取額がすぐに表示されます。受取人の銀行口座情報を入力し、Wiseへの入金方法(銀行振込、デビットカードなど)を選択して手続きを完了します。
マルチカレンシー口座の場合: 開設したい通貨の残高を有効にし、必要に応じて資金をチャージします。デビットカードも申請できます。
5. まとめ:海外送金の常識を変えるWiseを賢く活用しよう!
従来の銀行の海外送金は、手数料の高さ、着金の遅さ、手続きの煩雑さといった課題がありました。しかし、Wise(旧TransferWise)のようなオンライン送金サービスは、これらの課題を解決し、海外送金の常識を大きく変えました。
Wiseは、その独自の国内送金ネットワークと透明性の高い為替レートによって、劇的に安い手数料とスピーディーな着金を実現しています。さらに、マルチカレンシー口座やデビットカードといった便利な機能も充実しており、海外との間で資金をやり取りする人にとって、非常に強力なツールとなるでしょう。
海外送金を検討しているなら、まずはWiseのシミュレーションで手数料を比較してみてください。きっと、その安さに驚くはずです! 賢くWiseを活用して、海外送金のストレスをなくし、もっと自由に、お得に、グローバルなライフスタイルを楽しみましょう!