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| スケート・ミニ・コラム | |
| ■ その8: 滑走時間の話 - 上級編 | |
前回は時間の減点について書きましたが、タイム・オーバーを防ぐためには普段の練習から、滑走時間を計ることが大切です。 音楽の演奏時間ではなく、スケーターが動き始め、または滑り始めたところから、終了したところまでを計時します。 この計時で規定された時間にぎりぎりのようであれば、もう一度プログラムを組みなおす必要があると考えます。 例えば最初の4小節は動かない!ですとか、音楽の編集が可能であるかなどを検討していかなければなりません。 そして、音楽再生装置(プレーヤー)は物によっては多少クセがあるようです。自分のホーム・リンクで滑走時間を計ってちょうど良くても、他のリンクで滑走時間を計ったら規定時間を過ぎていた。というケースはよくあります。 このような場合に備えて、遅い速度で録音したテープと早い速度で録音したテープを準備することをお勧めします。 最後にジャッジする立場から音楽について少々お願いがあります。 @ MDに録音した音楽がなんらかの理由で、途中で切れてしまうケースに数回遭遇しました。私の個人的な意見ですが、カセット・テープに録音したものを使用する方が無難ではないかと思います。 A 音楽の音量が低い(聞き取りにくい)、音が悪いと感じることがあります。 I.S.U.規程の大会においてジャッジはプレゼンテーションを採点するときに次のことを考慮します。 a)プログラム全体の調和ある構成と選んだ音楽との適合 b)スピードの変化 c)氷面と空間の利用 d)音楽にあった楽な動作と確実性 e)身のこなし f)独創性 g)音楽の曲想の表現 h)ユニゾン(ペアの場合) また、I.S.I.の大会においても音楽の表現、音楽と振付、など音楽にかかわりがある項目を審査します。 演技内容はもちろん大切ですが、音楽も採点するにあたって重要な要素の一つです。 音楽の録音には気を使っていただきたいと思います。 今回のコラムはなんだかお説教のようになってしまいましたが、タイム・オーバーの減点や音楽の印象について日ごろよりもったいなく感じており、スケーターの皆さんに少しでも解かっていただきたく書きました。 「時間厳守」でがんばってくださいね!! |
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| ■ その7: フィギュアスケートの滑走時間に関するルール | |
| スケートシーズンもたけなわ。 TVでも国内外の大きな大会の模様が見られるシーズンになりました。 今回は、ちょっと専門的なお話です。 フィギュアスケートの得点では、失敗や、ルール違反に対して減点法が適応されます。 ジャンプで転んだとか、スピンが回らなかったなどの技術面の失敗は、見ていても比較的わかりやすいでしょう。 ところが、I..S.U.の大会でもI.S.I.の大会でも、技術についてではなく減点が行われるケースがあります。それは滑走時間について の減点です。 I.S.U.の滑走時間についての規定は次のとおりです。 シングル・ペアのショート・プログラムにおいては2分40秒以内。 フリー・スケーティングはそのカテゴリーによって滑走時間 は違いますが、規定された滑走時間の±10秒となっています。 計時は、スケーターが動き始め、または滑走し始めた時から行われます。 特にショート・プログラムに気を使わなければなりません。 プログラムはミス無しに滑走できることが大前提ですが、1回のジャンプで転倒してしまい、立ち上がって再び滑走し始めるまでに少々時間がかかってしまう事もあります。 すると、通常であれば2分40秒ぴったりの演技であっても、この転倒がもとで最後の演技、例えばスピンが、2分40秒を経過してから始める様なことにもなりかねません。 時間内に演技が終了しない場合は減点。 更に、規定の滑走時間が終了した後の演技は省略した物と見なされ、減点の対象となってしまうのです。 逆に、演技時間が30秒以上短い場合は棄権扱いとなってしまいます。 一方、I.S.Iのルールでは、更に滑走時間については規定時間を11秒以上オーバーすると、オーバーした秒数により2点〜5点の減点となります。 ISIルールでは10点満点ですから、2点〜5点の減点は大変大きな減点となります。 また、規定時間数に満たない演技に関する減点は特にありません。 審判も良い演技に対して高い得点を与えたいと考えていても、「タイム・オーバー」の通告を受けると減点をしなくてはならず、残念に思うことも多いそうです。 スケーターの皆さん、ちょっとした注意で問題が解決できますのでプログラムの再点検をしてみてはいかがでしょう? また、TVをご覧の皆さんも、ルールを知っていると、より奥行きのある楽しみかたが出来るかもしれませんね。 ● 滑走時間にまつわるルールの一部(ルールブック抜粋) ISUショート・プログラム: * 2分40秒を経過した後に始められた要素は省略とみなす(0.5の減点) * 時間内に終了できなかった場合には、超過した時間10秒毎にエレメンツとプレゼンテーションの両採点から0.1を減点する。 ISUフリー・スケーティング(ルールブック抜粋) * 時間内に終了できなかった場合には、超過した時間10秒毎にテクニカルメリットとプレゼンテーションの両採点から0.1を減点する。 * もしプログラムの滑走時間が30秒以上短かった場合には、採点はあたえられない。 I.S.I(すべてのカテゴリーに共通) * 規定された滑走時間を11秒〜14秒を超えての演技 8.0を与える * 〃 15秒以上超えての演技 5.0を与える |
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| ■ その6: フィギュアスケートの音楽は誰が選ぶの? | |
フィギュアスケートの音楽はどうやって決めているのでしょう? 実は、スケーター自身が選ぶ場合とコーチが選ぶ場合、また振付専門の先生が選ぶ場合があるようです。 選曲はとても大事な作業です。なぜなら、その曲を各カテゴリーで規程された時間内に編集して、プログラムを組み(選んだ曲と振付のこと)滑り込まなくてはならないのですから。 トップレベルの選手の場合、選曲からプログラムが出来上がるまでに約3ヶ月もの時間を要するのです。 シーズン・オフの4月〜5月位に選曲をして編集、6月位からプログラム作り、7月位からいよいよ滑り込みに入ります。そして9月からのシーズンに向けて完成させていくのです。こうして出来上がったプログラムは、小さな変更以外はよほどのことがない限り変えることはありません。 ところで選曲にも「その年の流行」というのがあるようです。 コーチ同士やスケーター同士が相談したわけでもないのになぜか同じ曲を選んでしまうことがあります。その昔、世界選手権においてカタリーナ・ヴィット とデビー・トーマスが「カルメン」を使用しました。その演技は、二人とも二人の持つ個性を十分発揮し、甲乙つけがたいものでした。 同じ曲でも表現方法でまったく違った作品となるという、まさにすばらしい見本となった出来事でした。 |
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| ■ その5: フィギュアスケートの音楽のお話 | |
今回は、フィギュア・スケートに無くてはならない、音楽のお話です。 フィギュアスケートでよく使用するジャンルではバレエ音楽、ミュージカルなど踊りのためにつくられた曲や、歌劇、映画音楽が多いようです。 例えばバレエ音楽で言うと「ジゼル」とか「くるみ割り人形」はとてもポピュラーです。 ミュージカルでは、「屋根の上のバイオリン弾き」や「リバー・ダンス」、映画音楽ならば「スタートレック」「ミッションインポッシブル」などなど・・・ 変わったところでは、「ファイナル・ファンタジー」や「ドラゴンクエスト」などゲーム音楽も使用している例があります。 選曲で注意する点は、選んだ音楽がそのスケーターにとって合った物であるか?規程された時間内に収められるものであるかなどを考えなくてはなりません。 また、オリンピックや世界選手権を世界の頂点とするISU(国際スケート連盟)のルールにおいては、シングル及びペアの場合は歌詞を伴った音楽(ボーカルが入った曲)は使うことを禁止されています。 しかし、アイスダンスではルールが異なります。 コンパルソリー・ダンスは規程された音楽を使いますがオリジナル・ダンスにおいてはその年の規程されたリズムであればボーカルOKです。 フリー・ダンスもリズムとテンポがはっきりと聞き取れれば(メロディーのみの音楽は禁止)ボーカルを伴う音楽が使用できます。 テレビ等でスケートの大会の中継を見ていると、これらの違いに気が付くことでしょう。 もちろん、エキシビションではどんな音楽を使うのも自由です。 これに対して、レクレーション・スケートのISIプログラム(日本ではISIJ)では、全ての協議において、ボーカルの入った音楽の使用が認められています。 イベント種目の多さ等も含めて、レクレーションスケートならではの、間口の広いルールになっているようです。 |
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| ■ その4: フィギュア・スケート演技中のアクシデントのお話 | |
先日テレビを見ていたら、アクシデント特集をしていました。 そこにフィギュア・スケートも登場。 内容はある選手が、トリプル・ルッツを跳んだ直後の出来事。 軸はまっすぐだし、「これはきれいに決まる」と思われた直後なんと、片足のブレードのビスがすべて取れてしまい、演技不可能な状態に! 昨年までのルールであれば、もちろんレフェリーの判断で、そのグループの最後で全プログラムを再滑走するか、演技が中断したところから再滑走をするかのチョイスが選手自身で出来ました。 ところが、今年からルールが変わりました。 もし、コスチュームや靴などが破損した場合でも2分間の間に修復しなくてはなりません。 そしてプログラム全体を再滑走することは、認められず中断したところから滑走を継続しなければなりません。 2分間では修復が不可能で、プログラムが完了することが出来ない場合は失格となってしまいます。 これから、試合に出場するスケーターの皆さん。 靴やブレードのメンテナンス、コスチュームのチェックを怠らずに! |
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| ■ その3: ジャンプの名手は元スピードスケート選手? | |
空中で多回転にわたるジャンプを演技する選手たち、いったい空中での回転技術はどこまで進歩することやら・・・人間の能力では5回転と言われていますが。 ところで、伊藤みどりさんで一躍日本で有名になった技、「トリプル・アクセル」。 「シングル・アクセル」を世界で一番最初に成功させた選手は、その技の名前からもわかるようにノルウェーのアクセル・パウルゼンさんです。 1882年ウィーンで行われた国際大会でのことでした。 しかもこのパウルゼンさん、スピード・スケートの選手でも活躍した方だってご存知でした? それにしても2つの異なる競技で優秀な成績を残したパウルゼンさんはすごい人ですね。 ちなみに本田武史選手も子どものころスピード・スケーターだったんですって。 |
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| ■ その2: フィギュア・スケートはなぜ6点満点なの? | |
シドニー・オリンピック凄かったですね〜!私のお気に入りは、新体操、飛び込み、体操かな?ところで皆さん、これらの種目は全部10点満点なのになぜフィギュア・スケートは6点満点だと思います? これには訳があるのです。コンパルソリー・フィギュアを皆さんご存知ですか?この種目が採点のルーツとなっているのです。 今は競技として行われることはほとんどありませんが、氷に決められた図形を定められた姿勢で描き、その図形のトレース(滑り跡)の正確さ、滑走中の姿勢や動作が優雅でスムースに行われたかどうかを競う種目です。 これらは、3回あるいは6回(後に4回)滑走され採点されます。 皆さんもお気づきになったことだと思いますが1回1点満点 × 6回滑走 = 6点満点となったわけです。 フィギュアの歴史はコンパルソリーにあり!! |
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| ■ その1: フリー・スケーティングの基本動作 | |
力強いジャンプ、何回転もするスピン、複雑な足さばきをみせる、ステップ・シークェンス。皆さんもテレビでこれらをごらんになったことがあると思います。 これらは全部一つの動きが基本になっているということご存知ですか?開発された当時は「片足によるハートの形」と呼ばれていたものです。「今そんな技はないよ」とお考えの方、実は「スリー・ターン」のことなんですよ。 今から200年ほど前に研究されたこの動作、連続して行いハーフ・スピンと呼びました。 これが進歩して今のスピンとなったわけです。 ジャンプも同じ頃スリー・ジャンプが考えられました。 これらはとても優雅な動作とされていたんですって。 皆さんも優雅に「片足によるハート型」を練習してくださいネ! |
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